本紹介「思わず考えちゃう」
2019-09-28
始めまして、スタッフのテツです。
せっかくのブログなので、inkにおいてある本の紹介を不定期ながらに紹介していきたいと思います。
今回紹介する本は「思わず考えちゃう」です。
「思わず考えちゃう」は、絵本作家であるヨシタケシンスケさんが書いた「スケッチ解説エッセイ」です。
ヨシタケシンスケさんは今話題の絵本作家さんで、最近阪急電車に乗っていると、「ころべばいいのに」という絵本の広告を見かけます。
そもそも「スケッチ解説エッセイ」って?と思われるでしょう。
ヨシタケさんは、普段持ち歩くスケジュール帳のメモ部分に、スケッチを習慣的に描いています。
何気なく思わず描いてしまったスケッチが、絵本や講演会のネタになることもあるみたいです。
この本はそのスケッチたちを解説するエッセイ本、そう思ってください。
何気なく描いたものだからこそ、作者は気軽に書いたのでしょう。
だからこそ珈琲片手に読める本として最適でもあり魅力的でもあります。
一つのスケッチに対して短い文章で彼らしい軽妙かつ愛らしい解説があります。
だけれどうろ覚えなのかラフに書いているからなのか、解説しきれていないかんじ。
いつの間にかその「素朴さ」に惹かれて、私たちも思わず考えちゃう、そんな気がしています。
絵本もそうですが、大人であるからこそ彼の本は手にとってもらいたいです。
この本にも絵本にも流れる彼の素朴な想い、それが「大人」になってしまった私を一瞬でも「子ども」に引き戻してくれる。
私は彼の本にそんな想いをいつも抱いています。
拙い文章でこの本の魅力を全く伝えることが出来ていないことが残念ですが、少しでも興味を持ったならば気軽に手にとってください。
それではまた。